2021.11.09
浮気はどこから?浮気の定義とは
浮気ってどこからのことをいうの?
浮気についての判断基準がハッキリわからないという人も多いのではないでしょうか。
人によって考え方が違ったり、置かれている立場によっても浮気の捉え方は変わります。
今回は、浮気の定義について、法律上の考え方やさまざまな事例をもとにご説明させていただきます。
人によって異なる浮気の捉え方
どんな行為が浮気に該当するのかは、人それぞれ違った考え方を持っていますよね。
二人でこっそりデートをしたら浮気という人もいれば、手を繋いだりキスをしたら浮気、
心が惹かれてしまったら浮気など、どこまで許容するかは個人個人の性格によって捉え方が違います。
男性、女性によっても、浮気に対しての考え方に大きな違いがみられます。
一般的には男性は、浮気の境界線が緩い傾向があり、許容範囲が広い人も多い一方で、
女性は、かなり厳しい判断基準を持っている人が多い傾向があると言えます。
例えば、男性は異性と二人で食事に行くだけであれば、浮気とはみなさない場合でも、
女性はそれだけで浮気とみなす人がほとんどです。
もちろん、全員に当てはまるというような話ではなく、あくまで傾向の話ではあります。
浮気の判断基準は、人それぞれの性格や性別によっても違いがあるので、
パートナーと事前に話し合いをしておき、後々のトラブルを回避することが大切になってきます。
民法上の浮気の定義とは
これまでは、あくまで個人の判断による浮気の定義のお話しでしたが、
法律上(民法上)で浮気かどうか判断する基準も実は存在しています。
具体的にみていきましょう。
独身同士のカップルには、民法上の定義はない
婚姻関係にはないカップルは、基本的には自由に恋愛をしていいとされているため、
法律的な縛りは存在していません。なので、先述した個々の判断基準が浮気の定義になってきます。
どこからが浮気なのか、お互いに擦り合わせをしておき、明確にしておくことで、
恋人同士の争いを避けることができるかもしれません。
既婚の場合は、不貞行為にあたる
婚姻関係にある夫婦のどちらかが、ほかの異性と自らの意思で肉体関係を持つと、
民法上「不貞行為」という法律に違反する行為に該当します。
夫婦には、良好な関係を築いていく義務を果たすべきだという法律上のルールがあり、
それを破る行為であるとみなされるためです。
ここでポイントとなるのが、肉体関係を持つというところです。
浮気相手と連絡を取り合っていたり、二人きりでデートをしていた、
キスなどのスキンシップがあったとしても、民法上は浮気とはなりません。
こんな場合は浮気になる?ならない?
1回限りの浮気の場合
先ほども述べたように、配偶者がいるのにも関わらず、ほかの異性と1度でも肉体関係を持ってしまうと浮気に該当します。
しかし、それが1度きりの不貞行為だった場合は、離婚裁判などで認められないケースもあります。
夫婦としての関係が破綻していないと判断された場合などが挙げられます。
逆を言えば、その1度の不貞行為によって、良好だった夫婦関係が崩れてしまった際には該当することもあります。
夫婦関係がすでに破綻している場合
夫婦間の仲が悪く、別居しているなどの事実があった場合は、配偶者以外の人と関係があったとしても不貞行為と判断されないこともあります。
不貞行為に該当するのは、あくまで良好な夫婦関係を維持できなくなった原因としてみなされる場合です。
風俗など性的サービスを受けた場合
風俗などお金を払って性的サービスを受ける場合は、浮気に該当しないと思う人も中にはいるかと思います。
しかし、理由はどうであれ肉体関係を持った場合は、民法上で不貞行為にあたります。
ただし、肉体関係を持たない性的サービスの場合は不貞行為とみなされない場合もあります。
浮気相手が同性の場合
不貞行為とは、配偶者以外の異性と性的な関係を持つことを言います。では、浮気相手が同性だった場合はどうなるのでしょうか。
しっかりとした判断基準がなく、難しいところではありますが、不貞行為にあたると判断されることは十分にあり得ます。
浮気相手が誰であれ、その不貞行為により、パートナーが精神的ショックを受け、夫婦関係が破綻した場合は、
損害賠償義務を負う責任があるためです。
相手の浮気に気づいたら
浮気の定義について、さまざまな事例も出しながらご説明させていただきました。
もし、パートナーが浮気に該当する不貞行為をしていた場合は、まずはその不貞行為を裏付ける証拠を入手しましょう。
ご自身で証拠を集めることが困難だと思われる方は、探偵事務所に相談することも検討してみてください。